AxialAxial

変化が
自分を進化させていく

小野塚 誠
2000年入社 
営業企画室室長

何をやるにも、
つねに全力で

小さい頃から順風満帆な人生を歩んできたと思う。小学生のときは児童会長、中学では生徒会長を経験し、高校は進学校に進んだ。目立ちたがり屋で負けず嫌い。周りの人からすごいね、と言われたいから、特に勉強は隠れてコツコツするタイプだった。都会に憧れて東京の大学へ進学。東京はまさに眠らない街。日々変化するトレンドや街並みに心が躍った。勉強よりも遊びやアルバイトに全うした大学時代だったかもしれない。満たされることの無い好奇心と探究心。やりたいと思ったことは何でも積極的に体験し、経験値を高めた。

華やかに見える都会にも裏表がある。憧れを持って上京してきたはいいが、疲れた顔で満員電車に乗って通勤している人たちを見て、このままでは自分もこうなってしまうんじゃないか、そんな不安が頭をよぎった。都会で色々な体験や経験をしてきたからこそ自分は社会人として通用する、地元長岡でも勝負できるという自信から地元に帰ることを決めた。やっぱり地元長岡は妙にあったかい。人の温かさと昔から好きだった海と食品に関連する地元の魚市場で働きはじめた。仕事はできるほうだったと思うし、人と人との関わりが多い毎日には面白さも感じていていた。とある日、取引先のスーパーマーケットで店頭販売をした。卸売業ではなかなか味わえない、自分が担当する商品を自ら消費者に販売する体験。心の中に興味という何か熱いものがこみ上げてくるのが分かった。その体験以降、魚市場に仕入れにくるスーパーマーケットのバイヤーの姿に憧れを強く感じるようになった。多くの商品の中から、瞬時に売れる商品を判断し大量に仕入れて颯爽と帰っていく。憧れは日々強くなっていった。上京を決めたあのときのように。会社の先輩や同僚にも相談して転職を決意した。お世話になった先輩から強く勧めてくれたのは原信。「原信はこれからもっと大きくなる。社会人としても成長させてくれる企業。」原信は、幼いころから祖母や親に連れられて買物に通ったスーパーマーケット。地元の人間なら誰でも知っているスーパーマーケット。これから原信で待ち受けているだろう新たな体験と色々な経験に心が踊り、憧れのスーパーマーケットで働けることに誇らしさを感じた。

何をやるにも、
前を向く。

原信で最初に配属されたのは、水産部門。周りの人々は、魚を何でも知っているかのように接してくるものの、前職での担当は魚ではなく日配品。できないやつだと思われたくないから、隠れてコツコツと魚を一から勉強した。スキルは後でついてくる、自分の好きな言葉のひとつだ。分からないことは何でも聞いて覚えたし、できないことはできるまで何回でも練習した。水産部門担当から水産部門チーフ、水産スーパーバイザーを経験し、目標であった水産バイヤーになることができた。憧れの水産バイヤーは、非常にハードな職位だった。毎日入る膨大な量の情報、先を見越した販売計画の作成、どこにも負けない価値ある商品の仕入れなど、現実は甘くなかった。しかし、それを苦に思ったことは一度もなかった。先輩や支えてくれる同僚とともに、むしろ水産部門のスペシャリストになるためにハードな毎日を楽しんでいた。そう思っていた矢先に、営業企画部への配属が決まる。そこに何が待ち受けているのかさえも分からない営業企画部へ。水産バイヤーを続けられない悔しさはあった。だけど弱音は吐かないし、周囲の人々に弱いところを見られるのはプライドが許さない。自分はどんな部署でも結果を残せる自信がある。いろいろな体験と経験をコツコツと積みあげてきたからだ。

営業企画室の仕事は多岐にわたる。販促企画、商品プロモーション、イベント企画の立案など。TVCMやTV番組の撮影に立ち会うこともある。いま一番力を入れているのは、原信ナルスアプリの開発。原信ナルスのお得な情報やオリジナルレシピをチェックしたり、お買物がお得になる割引きクーポンを利用できたり、スタンプラリーなど原信ナルスアプリならではの販促企画が好評。多くの方々からダウンロードをしていただき、毎日多くのユーザーから利用していただいている。原信ナルスの売り込み商品を使用したオリジナルレシピの考案、季節ごとの販促テーマと連動したスタンプラリーの起案も営業企画室の担当。アプリは閲覧数や利用数などの数値からユーザーの反応が見えるから面白い。スマートフォンを活用した情報発信やEC利用のポータルとしてアプリは必要だとは感じていたが、まだ未来のことだと思っていた。アプリ開始で、未来が現在に、そして現在が過去になる。常に前を進む仕事をするのが営業企画部。未来はすぐに現在になり、そして過去になる。自ら動かなければ現在と過去には何も残らない。時代の流れをより感じることができるのも醍醐味かもしれない。

何をやるにも、
賢く歩く。

原信は、TQMの考え方を自分に与えてくれた。入社後、しばらくはQC活動を理解することができなかった。理解できなかったから、コツコツと学び社外大会にも積極的に参加した。目標を設定し、達成するためには何が足りないのか、何をするべきなのかを検討し具体的なアクションにつなげる。QC手法を自分のキャリアステップや人生設計にも活かすことができるようになった。長期的な目標を設定することができるようになったから、実現するための短期的な目標も設定できるようになったし、客観的に過去の自分と比べて今の自分は進歩しているのかを評価することができるようになった。水産バイヤーという目標を達成できたのもTQMやQCと出会えたから。今は、新たな目標に向けて日々アクションを続けている。

原信はチャレンジすることを否定しない。自分の技術や能力を高めてくれる。さまざまな業務や役割があり、それぞれの部署で新しい学びや出会いがある。営業企画室にきてはじめて新技術やデザインなど、これまで経験したことのない分野にもチャレンジすることができた。原信はチャレンジという壁をいつも与えてくれる。その壁を乗り越えたときに見える達成感という景色は言葉にできない。これからも、いくつもの壁を乗り越えてさらなる高みを目指していきたい。原信は、地元の人間なら誰でも知っているスーパーマーケットだから。

Be a Performer.

セッションしていると思う瞬間は?

営業企画室はドラムやベースのような役割りであるべきだと思っています。関連する部署や店舗から気持ち良く美しい音色を奏でてもらい、お客様から喜んで頂ければベスト。自分が起案した企画が全店で実施され、お客様が楽しそうに参加している姿を見たときはうまくセッションできたなと、ほっとします。

学生へのメッセージ

衣食住という言葉があるように、うれしい時も悲しい時もどんなときでも食は常にわたしたちの身近かにあります。食でひとつでも多くの笑顔と喜びを。一緒につくりあげていきましょう。